この記事ではクワッズ(QUADS)について検証します。
クワッズは先払い買取?
闇金なの?
口コミや違約金は?
最近ニュースで話題になった『先払い買取業者』であるクワッズは信頼できるのか。
先払い買取を利用する際の注意点と一緒に検証していきますので、是非最後までお付き合いください。
この記事が参考になれば幸いです。
[先払い買取]クワッズ(QUADS)とは
今回検証するクワッズとは、「不要なアイテムを現金化」「最短5分で即日支払い」と謳う買取サイトです。
こちらの利用手順を見てもわかるように、クワッズは先払い買取業者なのでしょう。
先払い買取業者のここに注意!
先払い買取業者を利用する際には注意点があります。
それは…。
先払い買取は契約解除が前提かどうか。
なぜ契約解除が前提が問題になるのか?
最近、先払い買取業者が集団訴訟を起こされ、ニュースになったのはご存知でしょうか?
上記はそのニュースをまとめた記事です。
事の起こりは、『先払い買取』を利用した人達がその業者に対して集団訴訟を起こしたことから始まりました。
先払い買取業者を利用した原告らの訴えでは、違約金という名の金利が年間3000%を超えるものもあるとしています。
これは暴利でお金を貸し付けているのと変わりないとして金融庁からも注意喚起があります。
金融庁からの注意喚起
金融庁からは高額な違約金を請求する悪質な業者に対して注意喚起が発令されていました。
(出典元:金融庁)
金融庁によると、契約解除を前提としている場合には違約金は利息にあたり、貸金業に該当するとの事。
たとえ古物商許可証を取得していても、貸金業登録がなければ違法なヤミ金業者になります。
その場合、業者には10年以下の懲役もしくは3,000万円以下の罰金またはその併科(貸金業法第47条第2号)が課せられます。
そうです。
普通に法律違反なのです。
契約解除を前提にした先払い買取は貸金業にあたる場合があります。
だからこそ、先払い買取業者を利用する際には、『契約解除前提かどうか』が問題点になってきます。
▼詳しい注意喚起の内容▼
[先払い買取]クワッズ(QUADS)の会社情報を検証してみた
まずはクワッズの運営を見るために特商法を確認したかったのですが、特商法の専用ページはありませんでした。
公式サイトの一番下にこんな程度の記載があったのみです。
これはずさん過ぎませんか?
ちょっと信じられない内容です。
特商法とは。
日本には特商法という法律があり、下記の様に定められています。
特商法とは特定商取引法と言い、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。法律により販売業者名、運営責任者、所在地や連絡先の明記が義務付けられています。
つまり、特商法とは登録者が騙されない様に守る為の法律、そしてそのサイトが法律を遵守するかどうかの基準なのです。
特商法の記載をテキトウにする運営程、法律をなんとも思っていない、登録者を騙そうという証拠。
法律を遵守し、ちゃんとユーザーに寄り添うサイトは販売サイトで無くとも特商法の記載をしっかりします。
それなのに記載しないサイトは特商法、ひいては国に対して喧嘩を売っていると取られても仕方ありません。
クワッズの会社情報
クワッズの公式サイトにあった会社情報はこちらです。
運営企業名 | 合同会社ADVANCE |
---|---|
所在地 | 千葉県千葉市中央区登戸3-12-9 サンクレイドル千葉登戸スカイレジデンス401号 |
電話番号 | 043-400-2745 |
千葉県公安委員会 | 第 441010002914 号 |
しかし運営代表者の氏名を記載していなく、特商法の特記事項や利用規約などは一切ありません。
この時点で、私はこのサイトは信用できません。
さて、公式サイトの一番下には千葉県の公安委員会の登録番号がありましたので、千葉県の公安委員会のサイトを見てみましょう。
確認すると、千葉県の公安委員会に登録はあるみたいですね。
特商法は守らないくせに古物商は登録するのですね。
クワッズの系列サイト
千葉県の公安委員会のサイトには合同会社ADVANCEの登録がありました。
その登録に記載されているサイトを見てみると、今回検証しているクワッズの他にも『バインズ』というサイトもありました。
『クワッズ(QUADS)』、『バインズ』どちらとも同じようにスマホやゲームを最短5分で買取と謳っています。
サイトは違えど同じサービスという事でしょう。
外面に騙されないように注意しましょう。
[先払い買取]クワッズ(QUADS)の金融庁登録を検証してみた
クワッズの体験談では利用した全ての方が契約解除をしていました。
なんと、買取査定した商品をクワッズへ送付した人は居なかったのです。
これはもう契約解除前提で利用している人ばかりという事ですね。
そうなれば貸金業と変わらないので、金融庁の注意喚起通り登録していなければ無登録業者になってしまいます。
という事で金融庁の貸金業登録をしているか確認してみましょう。
(出典元:金融庁登録貸金業者情報検索サービス)
やはりというか、なんというか。
合同会社ADVANCEは金融庁へ貸金業登録はしていません。
注意しましょう。
合同会社ADVANCEは貸金業登録をしていません。
[先払い買取]クワッズ(QUADS)の口コミや評判を検証してみた
クワッズの口コミを探していると、5ちゃんねるという掲示板にはこんな情報がありました。
2022/09/09(金) 18:46:39.03ID:AshI+ifir0909
クワッズツール系だな~無理そうだ~(出典元:5ちゃんねる後払い現金化情報スレ)
「クワッズツール系」
こちらは、『クワッズはツール系というグループ』という事。
▼ツール系列▼
▼運営会社 | ▼サイト名▼ |
---|---|
不明 | EGG(エッグ) |
不明 | Miloku(ミロク) |
不明 | ファイン |
不明 | AMBITIOUS(アンビシャス) |
不明 | LAMBO(ランボー) |
不明 | Premium Pay(プレミアムペイ) |
有限会社I.M | GOLD RUSH(ゴールドラッシュ) |
不明 | トレジャー |
合同会社Y.M.D | 後払いGOOD |
合同会社イグニス | リード |
不明 | タイムリー |
不明 | 後払い本舗 |
不明 | セブン |
不明 | ツール市場 |
不明 | TSUKEの助(つけのすけ) |
童夢 | DOME(ドーム) |
不明 | 国際サービス |
合同会社ワイズ | GIFT Pay+(ギフトペイプラス) |
不明 | @Gallery(アットギャラリー) |
不明 | SMiles(エスマイル) |
和紋じゃぱん株式会社 | GIFLEA(ギフリー) |
株式会社 ゴールドジパング倶楽部 | クオリア |
その殆どの運営会社は特商法を記載していませんでした。
上記のサイトたちは現在閉鎖しているものもあるみたいですが、運営しているものもあります。
上記の中で支払い事故を起こしてしまうと上記系列の中で情報共有されて、今後使用できなくなるのです。
これが『系列』という事。
注意しましょう。
クワッズ(QUADS)はツール系列です。
口コミは…。
口コミや体験談は大切な指標です。
重要な情報はしっかり確認してから始めましょう。
もし体験後ならよろしければこちらに口コミを書いて頂ければ幸いです。
現金がすぐに手に入るのはメリットかもしれません。
しかし、それは本当にメリットですか?
しっかり確認しなければ、よりお金を失うことにもなります。
稼げる方法はネット上にいろいろとあります。
そんな稼げる方法を確認してみましょう!
[先払い買取]クワッズ(QUADS)の違約金を検証してみた
クワッズの先払い買取のキャンセル費用である違約金を調べてみました。
売却可能額 | 10,000円〜100,000円 |
---|---|
違約金 | 買取金額の40% |
なんと、その違約金の金額は40%もありました!
つまり、先払い買取で30,000円を受け取れば、次の給料日には42,000円の支払いが待っています。
昔、闇金と言われた金融業者を表す『トイチ』という言葉がありました。
これはご存じの通り、『10日で1割の利息』という事。
クワッズはどうでしょう?
給料日を支払日として契約しますので、最長でも31日しかありません。
31日間の借り入れで40%の利息があるという事なので1日あたり1.29%。
10日で12.9%です。
トイチより利息が高いのです。
この事実、あなたは信じられますか?
注意!先払い買取の利用は犯罪?
ここまで検証してきましたが、ここでご注意していただきたいことがあります。
それは、利用するにしても、ネット上の写真を使って先払い買取を申し込まない様にご注意ください。
これ、申し込みをした私たちが詐欺罪に問われる可能性があるんです。
詐欺罪に問われる4つの構成要件
詐欺罪は4つの構成要件により立証されます。
- 欺罔(ぎもう)
- 錯誤(さくご)
- 交付行為
- 財産移転
上記を簡単に説明するためにこんな例文を作ってみました。
Aさんは先払い買取を利用する際、ネット上の写真で申し込みをした。
申し込みから5分後には3万円が振り込まれた。
契約内容は買取完了しなければ違約金として先払い金の40%を上乗せして返済するという内容。
Aさんは違約金が高く、最初から返済をする気が無かった。
『ネット上の写真で申し込みをした』
こちらが詐欺罪の①欺罔(ぎもう)となります。
実物を持っていない物品の買取を申し込む事が「人を騙すために嘘をつくこと」になります。
『最初から返済をする気が無かった』
クワッズは返済してもらえることを前提としています。
しかし最初から返済をする気が無いのであれば②錯誤(さくご)となります。
『申し込みから5分後には3万円が振り込まれた』
こちらが③交付行為と、④財産移転となります。
クワッズから3万円の振り込みをしたという実績が交付行為、Aさんの口座に着金したことが財産移転になるのです。
つまり、最初から支払いをしないと判断されてしまえば、私たちが訴えられる立場に陥ってしまいます。
確かに今すぐ現金が必要で、返済を直ぐに終わらせられるなら利用するのにメリットはあるのでしょう。
しかし、その利用には多くの注意点が必要になります。
運営が信用できる、できないだけではありません。
私たちが犯罪者にならない様に注意しましょう。
詐欺罪の罰則
詐欺罪の罰則は「10年以下の懲役」です(刑法第246条)。最短で1か月、最長で10年の間、刑務所で服役することになります。
他の犯罪では、「◯年以下の懲役または◯◯万円以下の罰金」などと規定されているものもありますが、詐欺罪の場合は罰金刑がありません。
詐欺で捕まって有罪判決が下された場合、執行猶予がつかない限り、確実に懲役刑が科されます。
まとめ
今回検証したクワッズ(QUADS)は先払い買取業者です。
クワッズの運営である合同会社ADVANCEは姉妹サイトである『バインズ』も運営しています。
バインズに記載してある内容はクワッズと一切変わらないので同じサービスです。
古物商許可は取っていますが、貸金業登録はしていませんでした。
会社登記もありますので無登録業者よりかは信頼できそうですが、ご利用には十分注意しましょう。
先払い買取の利用の仕方によっては私たちが詐欺罪に問われる可能性があります。
十分に注意しましょう。
当サイトはクワッズの利用をおススメしていません。
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